消費者金融に変わって台頭したサービス
消費者金融業界はここ5年で約10%ほど売上が減少したというデータがあります。
しかし、これは借金をする方が減っている訳ではなく、消費者金融以外から借入や資金調達している事も考えられる傾向です。
ここ最近は消費者金融に変わって勢いを伸ばしているサービスが増えています。
カードローン
近年は一度きりの借入になるフリーキャッシングよりも、借入を限度額の範囲内で自由に繰り返せるカードローンが人気です。
消費者金融もカードローンを扱っていますが、銀行がカードローンを扱うようになって消費者金融の需要を奪う形になっています。
銀行系カードローンは審査基準が厳しいですが、金利が安くATM手数料無料やネットバンク連動などの特典も付いてきます。
一昔前は銀行からの借入は審査が面倒で時間がかかるデメリットがありましたが、最近はスピード審査や自動契約機など消費者金融顔負けの利便性を誇る銀行も登場しています。
クレジットカードのキャッシング枠
クレジットカードにキャッシング枠がついているとATMから自由に現金の借入ができます。
昔からあるサービスですが、ここ最近は楽天カードなどクレジットカード事業に新規参入する大手が目立っています。
すでにカードを持っている方にも、ポイント還元などの特典でカード発行を勧めている事や、簡単申し込み、免許証を宅配業者に見せるだけで本人確認OKなど手続きを簡略化されて手軽に発行できるようになりました。
また、ネットショッピングや電子マネーの普及によって、クレジットカード自体の需要も増えています。
こうした背景もあり、クレジットカード保有比率が増えるとともに1人で複数枚のカードを持つ方も多く、お金に困った時はクレジットカードのキャッシング枠で対応という方法が拡大しています。
クレジットカードショッピング枠現金化
いわば裏技のようなサービスですが、クレジットカードのショッピング枠を現金に変える方法があります。
クレジットカードはキャッシング枠よりもショッピング枠の方が大きく、分割払いの金利が安いメリットがあります。
本来、ショッピング枠を現金に変える行為は禁止していますが、買い物した商品に対してキャッシュバックや買取という形を取って決済代金の8~9割の現金を振込してくれる業者があります。
実績のある優良現金化業者を利用すれば買い物の履歴と実績が残るので、カード会社とトラブルになる事はありません。
利用するには現金化業者に一定の手数料を支払う必要がありますが、カードを持っていれば誰でも利用できる事や、申し込みに勤務先情報などが不要になる手軽さから利用者が増えています。
特に女性の利用者が多く、銀行や消費者金融の審査が通るにも関わらず、面倒な契約手続きや職場への在籍確認を嫌って、あえてクレジットカード現金化を利用するケースも目立ってます。